先輩社員インタビュー
INPEX VISIONにもとづき、
時代が求める再エネ電力の
開発・供給に取り組む
佐々木 世佳
2007年入社 再生可能エネルギー事業本部業務企画ユニット
※所属部署・内容などは取材当時のものです。
先輩社員インタビュー
佐々木 世佳
2007年入社 再生可能エネルギー事業本部※所属部署・内容などは取材当時のものです。
幼い頃に親の仕事の都合で海外に住んでいたこともあり、物心ついた頃からは自然と「海外に行きたい」という思いを持つようになっていました。実際に、学生時代には北京大学へ語学留学をしたり、バックパッカーで日本からローマへ陸海路で行ったりしたこともあります。就職活動でも「海外に行ける」「世界を相手に日本にメリットをもたらせる」「公共性が高く安定している」といった軸で、就職先を検討していました。
INPEXと初めて出会ったのは、国際関連のキーワードで企業検索をしていた時です。詳しく調べていくうちに、事業スケールの大きさやダイナミックさにどんどん興味をひかれていきました。最終的な入社の決め手となったのは、仕事内容が群を抜いて面白そうだったこと。くわえて、周囲の社会人の方々がINPEXへの入社を勧めてくれたことも後押しになりました。内定をいただいた企業はいくつかありましたが、別企業の採用担当の方でさえ、INPEXへの入社を強く勧めてくれたことはとても印象に残っています。
入社以降は、石油・天然ガスプロジェクトの業務企画からキャリアをスタートし、海外駐在でのLNGプロジェクトのコマーシャル業務、天然ガスの中・下流事業の開発などを担当してきました。入社17年目を迎えた現在は、再生可能エネルギー事業のコマーシャル・開発を担う部署に所属。INPEX Vision@2022で掲げている「Energy Transformation(EX)のパイオニアとして、石油・天然ガスから水素、再エネ電力まで多様でクリーンなエネルギーを安定供給します」という方針に基づき、日々、再エネ電力の開発・供給に取り組んでいます。
ちなみに、コマーシャルの仕事と聞いてもピンとこないという方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的には、事業の採算性の評価、プロジェクトの進捗や予算の管理、契約のレビュー・交渉、パートナーとの協議・連携など、案件全体に携わる“調整役”のようなポジションです。また開発というのは、新しい事業に参画するチャンスやアイデアを外から拾ってきたり、自分で考えたりする“発案者”です。直近では、私は当社が新たにM&Aで取得した豪州の再エネ事業を担当しています。
これまでに携わった案件の中には、新規組成中でありながらその国の内乱の影響で突然中止になってしまったものや、ロシアのウクライナ侵攻の影響で停止になってしまったものなどもあります。また、2020年頃からは、各国が一斉にネットゼロ目標を掲げたことで、我々のチームでもバイオ燃料、合成燃料など、新しい領域に着手するようになりました。私が入社した当時、INPEXはほぼ石油・天然ガスのみの会社でしたが、脱炭素の動きが世界的に加速しつつある昨今、今後は次世代エネルギーをベースに、どのように新たな価値を提供し、成長していくのかも考えていかなければなりません。
このように、世界情勢や大きな時代の変化を感じることができるのも、エネルギー事業に関わっているからこそ。ダイナミックに社会とのつながりを感じられる職務と環境は、私にとってはやりがいにもなっています。
INPEXでは案件毎に新しい事業分野に携われるチャンスも多く、その都度、いい意味で転職したかのような知識・経験の広がりを感じることができています。また、社風として自由な発想や創造的な考えが歓迎されるため、一人一人が起業家精神を持って業務に従事していることも特徴。「どこで、誰と、どんな事業をするか」を、自ら生み出すことができる日々は、とても楽しく、刺激的です。
ちなみに、福利厚生や制度の整備といった観点でも、INPEXでは日々改善が重ねられており、ダイバーシティや部署異動の制度(公募・副業)などが整えられている点も魅力だと思っています。女性目線で言えば、私自身、長年ジェンダーバイアスを通すことなく仕事を任されていると感じますし、出産・育児などに際する休業や働き方についてのサポートがある点も、やはり安心感は大きいですね。
今後はやはり、再エネや電力マーケットというフィールドで、新しい事業を立ち上げることにチャレンジしてみたいと考えています。脱炭素という大きな流れの中で、業界や事業分野の垣根がなくなり、社内・社外との有機的なつながり、コラボレーションがより大切になっている昨今。従来エネルギーから新エネルギーへ、上流から下流へと、網羅的に担当させてもらってきた経験は、きっとこれからの時代にこそ生かしていけると確信しています。
そして、今後大きく変わっていくであろう、次の時代の価値観のようなものを見届けられることも楽しみにしています。これからの社会はおそらく、みなさんのような若い世代が新しく提示する価値観により変化していくことを求めているはず。そういう意味では、世代間に上下関係はありませんし、教えあい、学びあうべきというのが私の考えです。ですので、皆さんも、どのような業界や職種であっても、ぜひ自信をもって自分の意見を発信してみてください。同じ経験・能力であっても、自信を持つことで人の輝きは5割アップすると思っています。
旅行が好きで、週末には家族と一緒に温泉旅館に泊まりに行くことが多くあります。お酒を飲むことも好きなので、温泉あがりの一杯は欠かせません。また、家にいる時には趣味のアクアリウムを楽しんでいます。
出社または在宅勤務開始。メールやニュースのチェック、返信。
インドネシアとDailyのオンライン会議。
ランチタイム。
キャッシュフローの作成や契約書レビュー、プレゼン作成などに集中する時間。
オーストラリアと会議。
業務を終え帰宅。