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当社は世界中で多くのプロジェクトを
手掛けており、油層エンジニアとしての業務も
多岐にわたります。
ぜひ、若手のうちから世界を舞台として
働くことのできるこの業界を経験してください。
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01
※記事内容は取材当時のものです。
当社は世界中で多くのプロジェクトを
手掛けており、油層エンジニアとしての業務も
多岐にわたります。
ぜひ、若手のうちから世界を舞台として
働くことのできるこの業界を経験してください。
イクシスLNGプロジェクトを担当するチームにて、ガス生産に伴い地下の井戸近傍で分離して現れたコンデンセートが、井戸の生産能力に与える影響を検討するスタディを担当しました。イクシス・ガスコンデンセート田で過去に掘削した井戸のコア(地下の岩石試料)サンプルを使用したラボ実験データを解釈し、それを油層の数値モデルに入力し様々な状況を想定してシミュレーションすることで、生産能力に与えるインパクトを定量的に評価し、その結果を油層マネジメント計画にフィードバックしました。
多くのプロジェクトを経験してきた技術者との交流を通して、技術者達の文化の違いやそれぞれのプロジェクト経験からプロジェクトや技術に対して様々な考え方があることを知ることができました。また、イクシスLNGプロジェクトでは生産開始に向けて様々なスタディが実施されています。例えば、研修期間中は生産井の掘削に関する議論が行われていましたが、具体的な事例を踏まえたスタディや議論を通して、安全かつ最適な開発・生産を目指すオペレーター企業としての姿勢を学ぶことができました。
INPEXでは設計、建設進捗管理から操業まで
自分の専門分野以外の技術を理解し、
さらに安全への高い意識を求められます。
しかし、それらの業務に関わることで
入社前には想像できなかった
石油開発プロジェクトというヒトやモノの
規模感に感動することができ、
その点にも魅力を感じています。
イクシスLNGプロジェクトの中で、イクシス・ガスコンデンセート田の洋上で主にガスを分離・圧送する大型浮体設備である沖合生産・処理施設(CPF)を建造する韓国の現場にて、約3カ月間のHSE研修(初級)に参加しました。研修中は現地のスタッフと共に広大な現場を巡回し、国際的な安全基準を満たさない機材や不安全行動の指摘を通じてコントラクターの安全管理を行いました。HSE以外には、海洋での油ガス生産に関する技術を習得する機会がありました。
国際基準のHSE管理手法を、現場経験を通して学ぶことができました。HSEは強制ではなく「文化」=「当たり前に行うマインド」が重要です。日々の現場巡回を通じてコントラクターと接する中で信頼関係が生まれ、そうした日々の積み重ねが現場の安全に直結することを学びました。イクシスLNGプロジェクトでは厳しい安全基準を採用しているため、コントラクターとの会議では議論が白熱することもあり、作業員のモチベーションを維持しながら安全作業を要求する難しさは、今後自分が向き合うべき課題となりました。
学生時代に行った物理探査の研究が楽しく、
学んだ技術を使って社会に貢献できる
この業界を志望しました。
研究に限らず、今やりたいことを真剣に楽しんで、
ベストな進路を見つけてください。
地震探査データ処理および構造解釈の技術習得を主な課題として研修に取り組みました。油・ガス田の探鉱・開発には幅広い技術者が関わりますが、研修では探査技術者として、データを用いて地下を“可視化”するための技術を中心に学びました。また、物理探査に限らず、実際に掘削に使用された掘削設備(リグ)の見学など、リアルな油・ガス開発業界を体験することができ、非常に有意義な経験になりました。
“専門分野の最先端の知識”と“業界の幅広い分野”です。
ヒューストンは石油産業の世界的な中心地であり、業界に関係する多くの会社や機関、人が集まっています。そのため、研修中は最先端の技術に触れることができ、非常に勉強になりました。一方で、当社のヒューストン事務所の所員数は30名と比較的小規模なので、専門分野以外の方と関わることで技術者としての視野が広がったと感じています。
石油開発ビジネスは、さまざまな専門分野の
集合体なので、分野や国籍を超えて一緒に仕事を
進めることができる環境にあると思います。
常に勉強と隣り合わせで、
好奇心がくすぐられる仕事です。
是非一緒に楽しみましょう!
Xodus Aberdeen社は、石油都市英国アバディーンの石油開発を担うコンサルタント会社です。特に、EPC(設計・調達・建設)以前の「開発計画」「概念設計」「基本設計」フェーズに業務の重きを置いています。その中で私は、「フローアシュアランス」という専門分野を担当し、必要な流量を達成する配管デザイン、液体の固化を避ける保温デザインやオペレーション手法の策定等を実施しました。
半年間、研修先の仲間と共にコンサルタント業務にどっぷりと浸かり、フローアシュアランスに関する細やかな技術や考え方を習得することができました。また、目的を最短で達成するための計算モデルの作成や、最少となるケース数の設定業務から「Fit-For-Purpose」の心がけを学びました。
02
※記事内容・所属部署は取材当時のものです。
所属部署では海外プロジェクト子会社の決算・税務業務を担当していますが、実習期間中は原油やLNGのトレーディング業務を担う子会社IETSと、INPEXグループ全体の資金繰りを行う子会社IFSSにまたがる、財務分野の業務を中心に担当しました。
特に、従来とは異なるスキームでの原油売り上げ決済方法の導入プロジェクトを担当したことが印象に残っています。システムの導入や、契約書締結業務など、初めて経験する業務もありましたが、駐在員の先輩方と協力しながら業務を進めることができ、社内で新しい人脈ができたほか、自身の業務や今後のキャリアを見直す良い機会となりました。
実習中に経験した業務を通して、INPEXグループ全体としての資金繰りについて学ぶことができ、所属部署での仕事をする上で、視野を広く持つことができるようになりました。
また、原油の売買取引に立ち会えたことは、エネルギーを支えるインフラを担うINPEXで働く実感や使命感をより一層強く持つことができました。実習中に得た気づきを今後のINPEXでのキャリアに活かして行きたいと考えています。
実習中は財務経理、資材契約、人事総務等非常に幅広い業務を経験することができました。なかでも、資材契約の入札対応業務は特に印象に残っています。私が派遣されたアブダビ事務所(JODCO Exploration Ltd.)では、既存プロジェクトの運営ではなく探鉱(事業化へ向けて石油や天然ガスを探すフェーズ)をミッションとしていました。探鉱活動では、その進捗に合わせて必要な資材・サービス(スタディのコンサルタント契約や掘削に使用する機材など)が変わるため、都度調達していくことが必要になります。調達にあたっては入札という形で比較を行い、発注する相手を決めていきます。
今回の実習期間中には、幸いにもタイミングが良く、とあるサービスの調達について入札開始から契約締結までの一連のプロセスに一貫して携わることができました。アブダビ事務所のローカルスタッフの方々とも協力しながら、英文の契約書や書類の作成を行い、現地企業とコミュニケーションを取って業務を進めた経験は自分の糧となったと考えています。
初めて探鉱プロジェクトの最前線に携わり、また本社とは異なる現場の活気と緊張感を体感したことで、日本のエネルギーを担う企業の一員としての自覚を再認識することに繋がったと思っています。
また、外国籍社員が半分以上を占める事務所の中で、多様な価値観がありながらも活発に意見を交わしながら、一丸となってプロジェクトを進めていくそのスケール感とロマンに胸が高鳴ったことを覚えています。
実務面での学びも非常に多かったですが、それと同時に自分自身が今後INPEXで活躍していくにあたって必要なマインドを改めて見つめ直す貴重な機会となりました。