新潟県
天然ガスに対する需要は、環境・省エネルギー意識の高まりを背景に順調な伸びを見せており、今後も堅調に推移する見通しです。このため当社では、中長期的に十分な天然ガスの供給能力を確保する目的で、当社ネットワークの要衝に位置する新潟県上越市(直江津港)にLNG受入基地を建設し、2013年より操業を開始しています。
直江津LNG基地概要パンフレット新潟県
南長岡ガス田は、新潟県長岡市の南西約10kmに位置する国内最大級の埋蔵量を誇る大型ガス田であり、同ガス田の天然ガスは、国内最深の深度4,000~5,000mの深部火山岩中に含まれています。
この大型ガス田の開発の歴史は、1970年代後半から始まります。その後さらなる試掘と様々な技術的検討を重ねた結果、1981年に開発を決定し、生産井の掘削やプラント(天然ガス生産処理施設)建設を進め、1984年に国内最大級の能力を有する越路原プラントを竣工し、生産を開始しています。
南長岡ガス田で生産される天然ガスは、プラントで処理した後、パイプラインネットワークを通じて沿線の都市ガス事業者及び工業用需要家の皆様へ販売しています。
当社は、天然ガスを長期にわたり安定供給するため、グローバルガスバリューチェーンの構築を当社の長期的な展望の一つとして掲げています。直江津LNG基地は、受け入れたLNGを気化した後に国産ガスと共に製品ガスとしてパイプラインネットワークへ送り出す、当社国内事業にとって重要な拠点となっています。
写真はパイプライン監視システム
(搬送する天然ガスの流量や圧力などを24時間体制で監視)