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先輩社員インタビュー

未だに誰も到達していない、
エネルギーの安定供給と
エネルギートランジションの
両立を目指して

御手洗 誠

2015年入社 イノベーション本部
ニューベンチャーユニット

※所属部署・内容などは取材当時のものです。

写真1
ビジネスディベロップメント

以前から化学燃料への依存に対する課題感を持っており、学生時代は次世代エネルギーに関する研究を行い、大学院では途中、カナダの大学に留学し研究活動を行いました。ちなみに当時は、東日本大震災の直後。化石燃料資源の乏しい日本で原発が稼働停止したタイミングであり、日本のエネルギー脆弱性を、海の向こうから客観的に見つめる時間にもなったことを覚えています。
そういった学生時代の学びや経験を経て、就職活動では、「日本のエネルギーの安全保障」や「世界的な次世代エネルギーシステムへの移行」などに寄与することを軸としていました。エネルギーに関連する企業は他にもありますが、自身のビジョンと企業理念が重なっていることや、さらには上流エネルギー事業をコアとし主体的に日本発のエネルギーリーディングカンパニーにならんとする気概を持つ企業はINPEXであると考え、入社を決意しました。

写真2

国内外のスタートアップや大企業と連携し、
新たな事業を開発する

イノベーション本部ニューベンチャーユニットは、社内外のリソースを活用し、エネルギー領域を中心に新規事業を立ち上げることをミッションとしている部署。その中でも私の所属しているグループは、国内外のスタートアップや大企業との資本業務提携ないしは出資を通じて、新たな事業を開発しています。これまでの投資領域としては、蓄電技術や水素・アンモニア、CO2回収・利用、ドローン、核融合など。直接・間接を問わず、エネルギー課題に対するゲームチェンジャーになり得る技術・事業に対し、出資・協業を行うというのが基本スタンスです。
脱炭素、エネルギートランジションというテーマは重要な社会課題であり、そのテーマに沿った事業開発が当然求められますが、社会課題のみならず、顧客課題の解決も同時に行わなければ、企業として持続可能な事業とはなりません。社会課題と顧客課題の双方を解決し得る、スケールが見込める事業計画の立案や実行は難易度の高いものだからこそ、日頃から、社内外の様々なステークホルダーとの意見交換やヒアリングを重ねることが何よりも大切だと考えています。

写真3

人類の文明の発展にさえ
寄与していけるやりがい

INPEXの理念でもある「エネルギーの安定供給」と「エネルギートランジション」の両立は、社会的に極めて重要かつ非常に難易度の高いもの。当然、前例となる技術や事業は未だに確立されているとは言えず、新たに模索・開発していかなければなりません。また、革新的なものであればなんでも良いというわけでもなく、そこには安全性、収益性、タイムラインなどの実現性も伴っている必要があります。これらの制約を踏まえた上で、様々なステークホルダーと協力しながら次世代エネルギー事業を立ち上げる役割は、決して大げさではなく、人類の文明の発展にさえ寄与できるものだと信じています。
さらには、この理念に資する次世代事業を自分自身で企て、オーナーシップを持って周囲を巻き込んで進めていけることも、INPEXならではの魅力だと感じています。もちろんそこにはプレッシャーもありますが、非常にダイナミックでやりがいの大きい仕事です。

写真4

グローバルかつ広大なスケール感と、
ベンチャーマインドを兼ね備えている魅力

INPEXは、日本を中心にグローバルでエネルギー事業を展開している会社ですが、その広大なスケール感の一方で、ある種のベンチャーマインドを兼ね備えている点も、私は大きな特徴だと感じています。年齢や職種、国籍を問わず、一人ひとりの人材がオーナーシップを持って仕事に向き合っていることに加えて、組織視点では、エネルギー転換などの外環境の変化に応じて、柔軟に経営戦略を練り直しており、それがスピーディーに現場に反映されている点などにも、チャレンジ精神を感じています。
そういった魅力があるのも、やはり一人ひとりが「プロフェッショナルである」という気概を持ち、主体的に日々業務にあたることが期待されているINPEXならではと言えるのではないでしょうか。そういった仲間たちと切磋琢磨しながら自由闊達に議論できる環境は、私にとっては働きやすさにもつながっています。

写真5

自分自身がどこに向かいたいのか、
心の声に耳を傾けてほしい

今後も引き続き、INPEXの理念に資する形で、石油ガスの上流事業に加えて、次の柱となる事業を開発して育てていくことを目指したいと考えています。日本ひいては世界が抱えるエネルギー課題と最前線で向き合い、その解決に向けてチャレンジしていけることには、私自身とてもワクワクしていますし、同じように感じる方であれば、きっと楽しみながら日々の仕事に取り組めるはずです。
就職活動では、様々な業種の社会人と出会い、多くの刺激をもらっていると思います。同時に、無意識のうちに企業だけでなく、ご家族やご友人、メディア、SNSなどの外部から、多くの情報・意見を受け取っているでしょう。しかし、人の志は十人十色です。他人が決める正解はありません。仮に就職活動において誰かが定めた指標のようなものがあったとしても、それも時代とともに変化していきます。自分自身がどこに向かいたいのか、何をしたい人間なのか、ぜひ心の声に耳を傾けることを心がけてみてください。

休日の過ごし方

休日は家族と一緒に近所の公園に出かけたり、旅行に行ったりして息抜きをしています。また、私は料理が好きなので、手料理をふるまうことも。昨今は在宅と出社のバランスをフレキシブルに調整することができるため、家族と過ごす時間を確保しやすいことも嬉しいポイントです。

ある一日のスケジュール

  • 08:30

    出社後、メールチェックやタスクの確認。

  • 09:00

    国内外パートナー企業(候補企業を含む)との面談。

  • 10:00

    部内会議に参加。

  • 11:00

    事業企画の作成や作戦会議。

  • 12:00

    ランチタイム。

  • 13:00

    出資検討業務(デューデリジェンスなど)。

  • 15:00

    社内関係者との打ち合わせ。

  • 16:00

    国内外パートナー企業(候補企業を含む)との面談。

  • 18:00

    議事メモやto doの作成・共有を行い、業務を終え帰宅。