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先輩社員インタビュー

形のあるもの、ないもの。
すべてに保険をかけていく。

山口翔平

2009年入社オセアニア事業本部
イクシスユニット
保険（パース駐在）

※所属部署・内容などは取材当時のものです。

エネルギー開発業界には様々な種類の保険が存在します。例えば、プラントで事故が起こり、再度建設する必要が生じた場合に備える“もの”にかける保険や、第三者から損害賠償請求されたときに対応するための“責任”に対する保険などがあります。万が一事故が起きた際、INPEXの被害を最小限に抑えプロジェクトが継続できるようにすることが、当社における保険担当者の使命です。

イクシスを守る、最後の砦として。

現在、私はオーストラリアに駐在してイクシスプロジェクトに携わっています。イクシスプロジェクトは生産開始に向け、様々な施設の建設工事や生産井の掘削作業を行っている段階です。その中で、洋上施設や陸上プラント、海底パイプラインなどの建設作業に対してかけられている保険を管理し、また、プロジェクトの進捗に沿って新たな保険を手配していくことが私の主な業務です。かける保険の金額は、数千億円に及ぶことも。INPEXがこれまでに経験したことのない規模のオペレータープロジェクトであるため、まだまだ学ぶことの多い毎日ですが、保険という立場からプロジェクトを守っています。

学生時代の“挑戦する姿勢”が、今に活きている。

経済学部に所属していたものの、法学部の授業を受けてみたり、WEBを作ってみたり、世界という舞台で活躍できる人間を目指して英文科の授業を受けてみたり。1つのことにこだわらず、自分という可能性を広げるために様々なことに挑戦していました。大学時代に学んだことが知識としては直結しにくい“エナジー保険”という分野ですが、逆に言えば分からないことが多いからこそ、学生時代に心掛けていた“何事にもまずは挑戦してみる”という姿勢が今に活きています。

「グローバルに活躍できる人」という理想に、
今近づきつつある。

2014年よりパース駐在が始まりましたが、イクシスや他の豪州プロジェクトの掘削井保険を手配したことは私にとって非常に貴重な業務経験となりました。初めてオペレーターとして保険手配をしたり、パートナー各社やEPCコントラクター、金融機関、当社内の再保険専門子会社など多岐にわたる関係者との調整に、当初は右往左往しました。しかしながら、各社との契約関係に立ち返り、必要なプロセスを把握するとともに、丁寧なコミュニケーションを取ることで、期限までに保険手配を完遂することができたことはなによりの喜びです。学生時代に思い描いていた社会人としての理想像に一歩近づいた、そう感じた瞬間でした。
“エナジー保険”分野は、書物などから得られる情報は限定的です。業務を通してのみ、浮かんだ疑問に対する答えを見つけることができ、それを仕事に活かすことができます。また、業務を通して得られた他社のマネージャーや国内外の保険担当者、ブローカー、損害査定人とのネットワークと彼らとの情報交換は、現在の業務の基盤となっています。こういった経験値を積むプロセスは非常に面白く、やりがいを感じます。
今後の夢は「保険」のみならず当社グループの「リスクマネジメント」を担うことです。当社のリスク対策について他社事例も参考にしながらブラッシュアップしていくとともに、次のステップとして、事故傾向の知見を蓄積することで、プロジェクトリスクの軽減に寄与したいと考えています。

休日の過ごし方

現地では、公園や公共のバーベキュースポットが沢山あるので、妻子を連れて公園にピクニックに行ったり、先輩社員のご家族とバーベキューをしたりしています。地中海性気候のパースはワイン産地として有名で、ワインが安くておいしく、ワインを持ち寄ってバーベキューや懇親会ということも多いです。また、車で15分の場所にショッピングモールがあるので、ショッピングカートいっぱいに1週間分の食材を買い込んだりします。
それから、パースに来てからはゴルフも始めました。物価の高いパースですが、ゴルフは日本よりも安く、カジュアルに楽しめるのでうれしいですね。

ある一日のスケジュール

08:30
出社後、メールチェック。
09:00
保険ブローカーとのCoffee Meeting。保険証券のサイン取得進捗を確認。
10:00
部の月例ミーティングに参加。担当業務の進捗状況を報告。
13:00
保険証券のサイン取得状況につき取り纏め、上司および本件担当弁護士に報告。
15:00
在シンガポール損害査定人の来客対応。損害査定プロセスにつき意見交換。
18:00
損害査定人との懇親会。
21:00
帰宅。

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