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先輩社員インタビュー

個人の裁量が大きい。
そこに魅力を感じてINPEXへ。

松岡 大成

2002年入社 財務・経理本部
経理第1ユニット

※所属部署・内容などは取材当時のものです。

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経理

私は大学でペルシア語を専攻していました。高校生の時、イランに興味を持ち、その国の言語を勉強してみようと思ったことがきっかけです。大学時代にはイランに留学もしました。就職についてもイランと関わることができる企業を志望し、そのうちの1つがINPEXでした。
当時、INPEXは他の石油会社や商社ほど従業員も多くなく、個人の裁量が大きいことに魅力を感じて入社を決意しました。最初に配属されたのは、中東やアフリカでの新規案件の獲得を行う部署。対象国の国営石油会社や海外のパートナー企業との折衝に関わっていました。しかし、イランにおけるプロジェクトは別のチームが担当しており、自分も参加したいと思っていた2年目の終わりごろ、突然イランへの出張命令が出されました。しかも社長に同行しての出張という予想だにしない状況で、私はイランでの初仕事に携わることになりました。

写真2

イランでのプロジェクトの立ち上げに、
2年目の私が関わる。

イランへの出張は、まったく想定外のことでした。実は、イランに出張するはずだった先輩が急遽行けなくなり、ペルシア語が話せる私に白羽の矢が立ちました。初めての海外出張が、社長と2人きりでとても緊張しました。現地では、社長や先に現地入りしていた上司と共に、イランのパートナー企業との契約交渉に臨み、その交渉は最後には、三日三晩続きました。
プロジェクトの契約調印後は本格的なプロジェクトの立ち上げにあたって、現地でオフィスを探し、日本から派遣されるスタッフたちのための住居を手配するという業務を任されました。その後、テヘラン事務所に正式に駐在し、私はプロジェクトの総務や資材調達を担当するなど様々な業務を経験しました。
私は、掘削用パイプの検品業務も担当していたのですが、イランからアラブ首長国連邦ドバイに出張した際に長期の保管によるさびがパイプに見つかり、パイプのメンテナンスを実施する必要に迫られたこともありました。また、油田の掘削現場はイラクとの国境付近で、イラン・イラク戦争の残骸や、地雷等の不発弾の除去が必要な地域だったのですが、これらの作業を外国の専門業者に発注する業務も担当する機会があり、大変貴重な経験でした。

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イランでの刺激的な日々を経験した後、
私の舞台は豪州の“イクシス”へ。

テヘラン事務所での駐在を終え、今度はオーストラリアのイクシスプロジェクトに関わることになりました。これから開発準備作業が始まるというタイミングであり、私はパースに駐在して、プロジェクトのスケジュール管理を担当することになりました。駐在当初、プロジェクトの現場ごとの作業スケジュールはあるものの、全体を包括する作業スケジュールが存在せず、現場間のスケジュール調整が難航していました。関係者が多く調整には苦戦しましたが、各担当部署との打ち合わせを何度も繰り返すことで、無事に複数の現場を包括するスケジュールを策定することができました。
また、プロジェクトの建設工事中の事故等に備えた保険の手配も担当していましたが、スケジュール策定の際の経験を活かして、保険ブローカーや関係部署との折衝もスムーズに進めることができました。

写真4

これからINPEXを、海外のメジャーと
肩を並べる存在にしていく。

オーストラリアにおける4年間の駐在を通して、プロジェクトを進める上での経理的な視点の必要性を認識し、帰任後はそれまで未経験だった経理への異動を希望しました。幸運にも、その願いが叶い、2011年に日本に戻ってからは経理第一ユニット・連結決算グループに異動。現在は国内外のグループ約80社の決算を合算し、親会社と子会社の会計方針統一やグループ会社間取引の消去などの調整を行うほか、INPEXグループ全体の業績として公表すべき数値を作成し、決算短信・有価証券報告書などの開示資料にまとめています。決算情報を通してイクシスプロジェクトに関わることもありますが、過去に自分が携わったプロジェクトが決算期ごとに規模が大きくなっていく様子を見ると、感慨深いものがあります。また、経理は業績をまとめるまでが仕事ですが、その情報を元に他の部署が今後の業績予想を検討して対外発表用の数値を作成していくことを考えると、身が引き締まる思いです。振り返ってみれば、若いころから責任のある業務を任され、多様な分野でキャリアを積めたことは本当に良かったと思いますし、INPEXを選んだことは正解だと実感しています。
現在INPEXは、イクシス、アバディに続く大規模なオペレータープロジェクトを獲得し、海外のオイルメジャーと肩を並べる企業へと大きく成長していこうとしている、そんな時期に差し掛かっています。今後は、これまでの自らの経験

休日の過ごし方

普段は2歳の息子や3カ月になる娘と遊んでいます。家族と公園に行くと、毎回遊具での遊び方が進化していることに驚きます。先日、息子にボールを渡すと自分でドリブルを始めたので、サッカー好きの私としては一緒にサッカーができるようになる日が待ち遠しいです。さらには、将来子供に教えることを目標に、大学サッカーのコーチを3年前から始めました。こちらの意図を選手にうまく伝えることができず反省することもありますが、ボールタッチが上達したり、戦術理解が進む選手を見るとうれしくなります。
また、冬の期間はスノーボードやスキーをしに、雪山にでかけます。こちらも将来的には家族みんなで楽しめればと思っています。音楽フェスにもよく行きますが、都内で開催されるフェスは数少ないため、自転車でフェスにいけたパースが恋しいです。

ある一日のスケジュール

  • 09:00

    出社後、今日の決算作業の内容を確認。

  • 10:00

    所属部署内で打ち合わせを行い、各担当者の業務の進捗を確認。

  • 13:30

    午前中に作成した決算資料に上司から指摘が入り、資料を修正。

  • 15:00

    子会社経理担当者と子会社の決算内容について確認。

  • 18:00

    サッカーの代表戦があるので、早めに業務を切り上げ、同僚と居酒屋で観戦。