先輩社員インタビュー
地球規模でスケールの
大きな仕事がしたいと
INPEXへ。
佐々井 志穂
2010年入社 上流事業開発本部新規探鉱ユニット
専門分野:物理探査
専攻:地球物理
※所属部署・内容などは取材当時のものです。
先輩社員インタビュー
佐々井 志穂
2010年入社 上流事業開発本部※所属部署・内容などは取材当時のものです。
学生時代の研究テーマは「月」。月周回衛星「かぐや」が取得したデータを元に、月の地下構造を解析し、火成活動史について考察する研究に取り組みました。就職するに際しても、スケールの大きな仕事がしたいと、地球規模で活躍できる石油・天然ガス開発企業を志望。中でもINPEXは、大学での専攻分野を生かせることはもちろん、座談会でお会いした先輩社員が魅力的でした。先輩社員の話からは、自分自身のキャリアプランだけでなく、会社の成長や日本の将来まで考えた、長期的でグローバルなビジョンを持っていることが伝わってきました。そんな先輩社員の姿に憧れて、私はINPEXへの入社を決意しました。
現在は新規探鉱ユニットの一員として、公開予定鉱区における「石油システム」の評価を行っています。石油システムとは、根源岩や貯留岩など油ガス田を形成するために必要な地質要素と油ガスの集積プロセスを指します。石油システムを構成する要素・プロセスが全て揃わないと油ガス田は形成されません。石油システムの成立が期待される場合は、さらに詳細なスタディにより埋蔵量を算出します。評価のベースとなるのは、産油国や外部の専門業者から入手する地下の断面図や掘削データです。公表論文やレポートなどの情報も併せ、データを最大限活用し、石油システム成立の根拠を構築していきます。
未だ油ガス田が発見されていない場所「フロンティア」エリアには、油ガス田の発見に至らない何らかの理由があります。既に掘削した井戸の位置や深度が適切でない、過去の技術では探鉱・開発が困難、地勢的な問題で探鉱活動が行えないなどの理由です。こうした「フロンティア」エリアで、従来とは異なる独自の視点で探鉱コンセプトを創出し、大規模油ガス田の発見を目指すのが新規探鉱ユニットの仕事です。私たちの検討結果をもとにプロジェクトが立ち上がり、その後の試掘、開発、生産へとつながるので責任は重いですが、その分やりがいも大きい仕事です。
いつか、自分が取得提案した鉱区で試掘が成功し、商業生産され、タンカーで日本の石油基地へ運ばれることを想像するとまた夢は大きく膨らみます。その中で今自分ができることは、「有望な鉱区の取得に向けた提案をすること」です。提案が必ず採用されるわけではありません。採用までに数年かかることもありますが、それでも、いつか自分の携わった新規鉱区から油ガス田が発見される日を目指して、挑戦を続けていきたいです。
出社後、メールチェック。業界関連情報の収集。
午後の社内会議の説明資料を準備。
担当エリアミーティングに参加、作業進捗を報告。
社内会議を受けて、資料の修正と追加情報収集。
論文検索で関連情報の収集、データベースに登録。
業務を終え、帰宅。