先輩社員インタビュー
1つひとつ異なる患部をもつ、
油・ガス田のドクター。
鈴木 正憲
2007年入社 米州事業本部(カルガリー駐在)専門分野:生産
専攻:地球物理
※所属部署・内容などは取材当時のものです。
先輩社員インタビュー
鈴木 正憲
2007年入社 米州事業本部(カルガリー駐在)※所属部署・内容などは取材当時のものです。
油ガス田には、地下の高い圧力で自然に自墳できる井戸もあれば、経年により自墳できなくなった井戸、他にも生産障害を持った井戸など、一口に生産井と言っても、それぞれ性格やクセがあります。生産エンジニアとしてプロジェクトの開発・生産段階を担当する私は、そんな1つひとつ異なる井戸がいくつも配置されている油ガス田のいわば「ドクター」。生産能力が落ちてきた理由は何か、回復させる手立てはないか。生産状況を見ながら、問題が起きた場合や問題を起こさないための技術的な「手当て」を考え、実行する役割を担っています。
以前は、新潟県南阿賀エリアにある油田を担当していました。生産量を維持するのが困難になってきた坑井に対して、その原因を推定して対策を考え、上司や現場の方に説明し了承を得た上で実行に移し、生産量の回復に貢献する、というような具合で仕事をしていました。現在は、カナダのカルガリーにある現地操業会社に勤務。場所も文化も環境も何もかもが異なりますが、新潟で学んだ「報告・連絡・相談」の基本動作を大事にして業務を行っています。
INPEXは今後、海外のガス供給源と国内のガス市場を結ぶガスサプライチェーンを強化する過程にあります。このように、イクシスやアバディの開発といった天然ガス開発の最上流から国内エンドユーザーへの卸販売までカバーする企業は、国内には他にないと思います。昨今、天然ガスに対しては、環境優位性の面からも今まで以上に注目が集まっており、私たちに課せられた責任ややりがいもさらに大きくなっていくと感じています。海外では当社がオペレーターを担うイクシスLNGプロジェクトの開発作業も進行中ですし、「今こそINPEXに入社する絶好のタイミング!」と我ながら思います。
入社3年目まではアブダビ、パース、リビア、新潟など国内外の様々な現場に赴き、経験を積みました。海外も国内も見てきて思ったのは、場所やプロジェクトの規模、言語が異なってもエンジニアの仕事の中心はそれほど大きく変わらないということ。今、初めての海外駐在を経験して改めてそのように実感します。一方で、現地操業会社で働く外国人スタッフの入れ替わりが多いのを目の当たりにし、プロジェクトに対して自分がどれほど貢献できるか、以前よりも強く意識するようになりました。
自分の存在価値を高めるためには、今、自分が得意とするところを伸ばすことがベストだと思っています。より成長できる機会を得られるように、日々の仕事をこつこつとこなして最善を尽くすのみです。
出社後、メールチェック。
週1回のチームミーティング。1週間の業務内容をチームメンバーに報告。
デスクにて資料作成。
ランチ。
午後の社内ミーティングの準備。
現場にいるエンジニアとのミーティング。現場で起きていることや作業状況の把握。
上司と作業内容・進捗についての相談。
業務を終え、帰宅。