先輩社員インタビュー
エネルギーの
安定供給において
最も影響力のある企業。
森 竜一
2013年入社 上流事業開発本部新規探鉱ユニット
専門分野:生産
専攻:機械系
※所属部署・内容などは取材当時のものです。
先輩社員インタビュー
森 竜一
2013年入社 上流事業開発本部※所属部署・内容などは取材当時のものです。
大学の研究室では化石燃料から再生可能エネルギーに至るまで、さまざまなエネルギーの特性について学びました。研究していく中で、化石燃料は比較的安価で高いエネルギーを得ることができ、輸送や貯蔵も容易である点にひかれ、エネルギー開発業界を志望するようになりました。INPEXはエネルギー開発業界の中でも最上流に位置し、エネルギーの安定供給において最も影響力のある企業だと思い、志望しました。
入社後はまず国内の生産現場にて、坑内作業の計画・実行やプラント増強工事の設計業務を担当しました。特に印象深かったのは長岡鉱場の坑井の酸処理作業です。生産性が低下した坑井に対して行う酸処理作業では、酸処理流体の選定、圧入方法の決定、必要資機材の手配、現場の詳細な作業手順の作成など、多くの検討事項がありました。それぞれの課題に対して、先輩エンジニアや専門のコントラクター、現場の作業員と意見交換を行い、安全に作業を実施でき、かつ最大限の効果を得ることができるよう調整を行いました。結果として、坑井の生産性を大幅に改善でき、大きな達成感を得ることができました。
入社4年目からはベネズエラに赴任し、現場での技術的課題を現地社員と協力しながら改善する仕事を担当しました。トラブルの根本原因を分析し、未然に防ぐ補修システムを考え、応急処置的な対策と恒久的な対策の2段階の対応を遂行し、その進捗管理も行いました。
現在は、新規探鉱ユニットにおいて、当社がまだ権益を保有していない探鉱プロジェクトへの参入を検討しています。具体的には、仮に新規油・ガス田が発見された場合に、新規油・ガス田からどの程度の油・ガスを回収できるか、開発に必要な井戸の本数や生産設備の規模はどの程度かを概算することが主な業務です。探鉱段階では評価に必要なデータが全て揃うことは稀で、近隣のアナログフィールドの情報や統計的な情報を活用しながら確かな評価ができるよう、日々情報収集に努めています。
今までは生産現場で生産エンジニアとして働いていたため、新規案件の評価という初めての仕事に戸惑いもありましたが、新規探鉱の仕事はエネルギー開発会社の核となる事業で、企業価値の向上に大きく貢献できます。新しい油・ガス田の可能性にどの部署よりも早く触れることができるため、今度はどのような案件に出会えるかといつもワクワクしています。
INPEXは、若手社員にも責任のある仕事を任せてくれます。それゆえに、壁が立ちはだかることも少なくありませんが、上司や先輩エンジニアは親身に相談に乗ってくれ、他部署のエキスパートが助言をしてくれるバックアップ体制も整っています。
振り返ってみると、初赴任先となったベネズエラでは言葉・文化・業務量の3つの壁に苦労しました。時間に対しての考え方が異なり仕事が思うように進みませんでしたが、スペイン語でコミュニケーションをとるために、スペイン語のレッスンに通いながらスペイン語での会話を心がけ、根気強く説明をしていくことで、周囲の協力も得られ仕事の質とスピードが劇的に改善しました。
また、現地では、マンパワーが限られていたこともあり、それぞれの課題の優先順位を決め、まず大枠のスケジュールを策定しました。現地社員にもスケジュールを確認してもらい、実行可能なレベルにまで落とし込んだ結果、全員が同じ優先順位の共通認識を持ち、重要な業務に優先的にチームの力を注ぐことができました。
業務上の壁は成長するためのチャンスととらえることで、意欲的に取り組むことができたと感じています。
私たちのチームが評価して参入した鉱区で油・ガスを発見し、その鉱区の開発段階で現場に赴任、生産エンジニアとしてプロジェクトを牽引することが現在の目標です。努力が結実してFirst Oil(石油生産施設が最初に受け入れる原油)を達成したプロジェクトが会社の収益の柱になれば、会社への大きな貢献となります。一人の人間をゆりかごから墓場まで見守るように、油・ガス田の獲得から廃坑まで見守る、そんな愛着を持ったプロジェクトを作っていきたいと思います。
就職活動の時期は現在の自分を見つめ直し、将来どのようになりたいかを考えるとても大事な時期だと思います。私は口下手な方なので、面接前にしっかりと準備して挑みました。周囲に流されることなく、自分の気持ちをきちんと整理し、悔いのない就職活動になることを願っています。
家族とショッピングやおいしいものを食べに行き、のんびりと過ごすことが多いです。昨年、第一子が産まれたため、現在は育児にも積極的に取り組んでいます。
出社後、メールチェック、ワークフローの確認。
地域Aの技術評価資料レビュー。
先輩エンジニアとデスクで打ち合わせ。
評価チーム内で進捗報告、今後の方針について確認。
地域Bの技術評価結果の報告。今後の評価方針につき助言を得る。
会議で指摘された部分の確認・修正。
帰宅。