先輩社員インタビュー
INPEXのプロジェクトは、
現場に近く、
愛着を持てそうだった。
小林 健太
2011年入社 国内E&P事業本部東日本鉱業所 長岡鉱場
専門分野:生産
専攻:資源工学
※所属部署・内容などは取材当時のものです。
先輩社員インタビュー
小林 健太
2011年入社 国内E&P事業本部※所属部署・内容などは取材当時のものです。
就職活動の際はエネルギーに関わる仕事に携わりたいと考え、石油・天然ガス開発業界と総合商社を志望しました。石油・天然ガス開発プロジェクトの現場により近く、操業者の立場で関わることでプロジェクトに愛着を持てそうな会社がINPEXだと感じたため、入社を決めました。
入社後は「生産」という専門分野から更に「油層エンジニア」と「生産エンジニア」のどちらかを選択することになるのですが、私は入社後の長岡鉱場での研修期間を経て「生産エンジニア」の道を選びました。それは、生産エンジニアは生産設備の設計から坑井、生産施設の運転管理までと守備範囲が広い点や、確固たるアプローチがまだ確立されておらず工夫する余地が多い点が魅力と感じたからです。
私は現在、ガス田が長期的に生産できるよう低圧採収という設備増強を進めている長岡鉱場に勤務しています。ここでの業務は主に3つあり「新規設備の導入に向けた設計と安全管理」「トラブル対応」「来客対応」です。
まず1つ目の新規設備の導入というのは、低くなったガスの圧力を再度プラントの圧力まで上昇させるためにガスコンプレッサーやその周辺設備の導入をすることです。設備を操作するオペレーターの方やメンテナンスチームの方と情報共有や議論を行い、運転面も考慮した最適な設計を目指しています。並行して、当社の国内事業の技術基準に関する文書の作成や新しい技術のプラントへの導入などの検討も行っています。
2つ目のトラブル対応ですが、現在稼働中のプラントでトラブルが生じた際に、不具合時のデータを集めて数値計算を行い、プラントの担当者と共に解決策を見いだします。
3つ目は、来客対応です。長岡鉱場は国内最大級のガス田である南長岡ガス田の操業を行う最前線であり、国内のみならず海外からも多くの見学者が訪れます。天然ガスを採収する施設をどのように操業しているのか、いかに安全面に力を入れて操業しているのかを皆さんに知っていただくために、施設の説明をすることも大切な仕事の1つです。
また、当社の技術総合職新入社員のうち生産、施設、HSEを専門とする社員は、長岡鉱場にて現場研修を行います。研修中の新人エンジニアへの指導も随時行っています。
様々な業務を経験する中で、私なりに心がけていることがあります。例えば、新規の提案には大きく分けて、コスト、HSE、オペレーション負担の軽減などの目的があります。提案時は予めその目的を念頭に置き、提案の良い面と悪い面を最初に考えてから業務を進めるようになりました。
また、石油・天然ガス設備は30年以上の長期にわたって使用されるものなので、今後のためにもなるべく多くの文書を残すことを心掛けています。会議などの決定事項や決定するまでのプロセスをはじめ、新規設備の設計時にも、根拠や設計方法をなるべく詳細に記載しています。石油・天然ガスの生産は非常に長期間にわたって行われるため、いずれプラントの設計業務に従事した人員が一人も現場に残っていないという状況になることが想定されます。そうしたことを考慮し、過去にどのような意思決定がなされたのか、誰にでもわかるように文書化を徹底することが未来への情報共有に欠かせないのです。プロジェクトを引き継ぐ後輩たちのためにも積極的に文書化を行っています。
現在担当している新規設備の設計業務では、施設系・油層・HSE・現場のエンジニアの方とプロジェクトを進めています。様々な分野が関連するので幅広い知識を習得する機会にもなっています。さらに大規模なプロジェクトでは多くの人々が関わるため、積極的にコミュニケーションを取ることで多様な知識を吸収することができます。今後も多くの分野にまたがる業務を経験し、生産エンジニアとしての知見を深めたいと考えています。
石油・天然ガス開発業界においては、今後「安全」という言葉がさらに重要なキーワードとなるでしょう。安全に関する現場目線、エンジニアとしてのHSEに関する見識、更には現地の文化を理解する積極的な姿勢を併せ持つことで、どのプロジェクトにおいても最適な安全対策を推進することができるようになりたいです。
出社後、メールの確認、プラント運転状況のチェック。
担当業務に関するミーティングを行う。その後ラジオ体操。
社内でのミーティング。
担当している設計に関する業務を進める。
業務を終え、帰宅。
厚生活動のテニス部に参加。