INTERVIEW社員紹介

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Interview 07

ガス営業

岡本 元太
Genta Okamoto
グローバルエネルギー営業本部
LNGトレーディングユニット
2007年9月入社

Career Path

経歴
ガス会社に新卒入社
コンサルティング会社に転職
2007~
INPEXにキャリア入社
ガス事業部門に配属:LNGプロジェクトのマーケティング、コマーシャル、新規開発案件等を担当
2014~
INPEX Energy Trading Singapore社出向(シンガポール)
2021~
本社帰任:LNGトレーディングユニット ジェネラルマネージャーに就任
エネルギーへの情熱に突き動かされ、再び大舞台へ。
大学院卒業後はガス会社に入社、その後一時期コンサルティング会社で働いたのですが、再びエネルギー会社で働きたいと思うようになり、INPEXに入社しました。現在はLNGトレーディングユニットに在籍し、最適化を通じた既存LNGポートフォリオの価値最大化やポートフォリオの充実化を目指して業務を行っています。
印象に残っているのは、シンガポール法人の子会社であるINPEX Energy Trading Singapore(IETS)への出向です。検討を始めた2010年代初めの時点で原油は既にシンガポールが取引ハブとしての地位を確立しており、多くの会社がシンガポールに拠点を構え、盛んに取引が行われていました。そこで当社もシンガポールに拠点を構えようということになったのですが、LNGについても将来的にシンガポールが取引ハブになるだろうと見込まれていたこともあり、IETSにLNG部門も併せて作ることとなりました。私がIETSに出向した2014年当時は、オイルメジャーと言われる海外大手石油会社や一部の商社がLNGトレーディングの担当者を数名置いていたのみで、コミュニティも非常に小さなものでしたが、LNGスポット市場の発展に合わせるように、その後4~5年で日本・韓国・中国・欧米諸国の電力・ガス会社やトレーディング会社などが次々と拠点を設立し、あっという間にLNG取引ハブとしての地位を確立しました。そのようなダイナミズムの中、IETSのLNG部門を立ち上げ、ネットワーク形成を行い、2020年にはIETS名義でのLNG取引を開始、所属員も徐々に増加させるなど、発展させることができたのは非常に良い経験となりました。
LNGは、エネルギー界の至宝。世界の需要に応える力となる。
今後の目標は、
①増加するLNG需要に応えられるように供給量を増やすこと、②LNGポートフォリオを充実させ、需給が逼迫する状況下でも安定供給できる体制を構築することです。脱炭素の流れの中で再生可能エネルギーのシェアが伸びていくのは確実視されていますが、再生可能エネルギーは出力調整ができないものが多く、またそれだけではアジアを中心に伸びていくエネルギー需要に応えることができないため、LNG需要も中長期的に増加を続けると見込まれています。当社として、増加する需要に応えられるようにLNGの供給量を増やしていきたいと思っています。
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目指す先は、トレーダーとしてINPEXと社会の可能性を広げること。
また、LNGはマイナス162度を保つ必要があるため、貯蔵コストが極めて高く、また輸送・貯蔵時に少しずつ蒸発してしまいます。つまり時間が経てば経つほど価値が目減りしてしまうことから、よくLNGを鮮魚に例え、LNGトレーダーを鮮魚トレーダーと半分冗談で呼んだりするのですが、それほどLNGのサプライチェーンはできるだけ「鮮度」を保てるよう、効率的に運用されています。逆に言うと、サプライチェーンの冗長性(リダンダンシー)が限られるため、突発的な事象によりLNG需給が極めて逼迫することがあります。記憶に新しいところでは、2021年初頭に需給が逼迫し、日本の電力会社等がLNGの確保に苦労されたことがありました。そのような状況でもお客様の需要に応えられるよう、当社のLNGポートフォリオを充実させていきたいと思っています。
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