INTERVIEW社員紹介

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Interview 01

財務

永滝 純
Jun Nagataki
財務・経理本部 財務ユニット
財務グループ
2009年11月入社

Career Path

経歴
証券会社に新卒入社
2009~
INPEXにキャリア入社
財務グループに配属:資金調達や子会社向けグループファイナンス等を担当
2017~
資金グループに異動:市場リスク(為替・金利・油価)管理、出納業務等を担当
2020~
財務グループ マネージャーに就任
アナリストから、直接会社の価値を高める仕事へ。
前職では証券会社のトレーディング部門で企業分析のアナリストをしていました。社債やローンを投資対象とする部署で、上場企業だけでなく地方自治体や政府系機関の投資家説明会に参加したり、トレーダーとアイデアを議論していました。
前職を通じて企業を外側(公開情報)から分析することや、投資の結果が価格変動を通じて直接目に見えるダイナミズムはとても面白いと感じていましたが、一方で単なる目利きではなく、自分が企業の価値を高める仕事に就くことにも興味が湧いてくるようになりました。
そんな中でINPEXに出会ったのですが、当時はイクシスLNGプロジェクトの投資決定に向けて全社一丸となって取り組んでいて、「この企業なら何か大きなことができそう」という思いで入社しました。入社を決めた後に家で荷物を整理していたら、前職時代に参加したINPEX投資家説明会で配布されたグッズが出てきたことも運命を感じました。
史上最大規模のプロジェクトファイナンス。最前線での経験。
現在は財務グループのマネージャーとして主に間接金融(銀行借入)による資金調達を担当しています。
財務グループは最初に配属された部署で、本業である石油・ガス事業の資金調達、特にイクシスLNGプロジェクトでは2012年に当時の世界最大金額と言われるプロジェクトファイナンス(PF)組成に関わりました(※)。貸し手となる金融機関とプロジェクトの間に立って質問や指摘事項への対応に駆け回り、プロジェクトオーナーとして交渉中の借入条件が妥当か否かを日夜議論していました。そこで起こる事柄は猛スピードで自分の前を通り過ぎ、当時は付いていくのもやっとでしたが、幸いにもPF組成後もイクシスに携わることで建設期間中に改めてファイナンスの条件を見返したり、独自に油価やコストをシミュレーションして社内で報告することで自分が関わったファイナンスがどのように運用されているかを学ぶ機会となりました。この経験は後に携わった別のLNGプロジェクト等の資金調達にも大いに役立ちました。

イクシスLNGプロジェクト

直近では風力・地熱発電などの再生可能エネルギー分野が増えています。21年12月に欧州風力発電案件の取得を発表しましたが、本件は既にPFが組まれている案件の買収で、事業部の依頼を受けて、数か月という非常に限られた時間でPF契約の内容確認や返済確実性の検証を財務グループメンバーとともに実施しました。一般にデューデリジェンスと言われるプロセスの一部に当たりますが、突然やってくる機会に対応できるよう、日ごろからチーム一体となって広く知見・ノウハウ習得に励むことの重要性を感じました。同時に、新分野の権益・会社買収に伴う財務リスクの分析など、単なる資金調達の枠を超えて関連部署と取り組んでいくチャレンジングな機会にも恵まれているとも感じています。
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INPEXの未来のために。新しい発想で挑戦したい。
INPEXはカーボンニュートラル社会の実現に向けて新分野へのチャレンジを模索しています。その中には水素など全く新しいエネルギー資源の開発も含まれていますが、そうした分野では新規であるが故に従来の枠組みでは金融機関がリスクを取れないということも考えられます。INPEXが未来の事業を築くために、今後は私自身も新しい発想でファイナンス又はその周辺分野に取り組み、貢献したいと思います。
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