INTERVIEW 転職者インタビュー

  • 財務・経理本部プロジェクト経理ユニット
    アジア・オセアニア事業経理グループ
  • 2023年キャリア入社

河合 麻美 Mami Kawai

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Career Path

監査法人に新卒で入社
2023年
INPEXにキャリア入社
アジア・オセアニア事業経理グループに配属:アジア・オセアニア地域のプロジェクト経理を担当

社会的貢献度の高さと持続可能な働き方ができる環境に魅力を感じて。

前職の監査法人では、国内監査部門にて会計監査及び株式上場業務(IPO)を中心に実務経験を積みました。また、海外の日系企業の開示支援業務や英語を必要とする業務、IFRS(国際会計基準)の知識を必要とする業務も担当しました。大学在学中に公認会計士試験に合格してから約15年間会計監査業務に関わり、外部の第三者としてさまざまな業種や規模、フェーズの企業を見ることは非常に面白く、会計人としての成長もしてきたという思いがありました。その一方で、次のキャリアステップとして企業の内部に入り、自分が直接関わりながら会計・税務の数字を作り上げていきたいという思いが強くなり、第3子が3歳になったタイミングで転職を決意しました。
INPEXを選んだ理由は、エネルギーの安定供給とクリーンな地球を次世代に引き継ぐという大きな使命感に共感し、自分もその一翼を担いたいと思ったからです。もう一つ、転職にあたっては育児をしながら長く働きたいという思いがあったため、育児と仕事の両立がしやすく持続可能な働き方のできる環境を重視しました。INPEXではスーパーフレックス制度やハイブリッドワーク(オフィスとリモート)の利用が進んでいると聞き、入社を決めました。

会計・税務上のメリットを活かし、攻める会計で将来業績の向上を支援する。

現在、アジア・オセアニア地域のプロジェクト子会社の決算業務を担当しています。石油ガスの開発にあたっては、プロジェクトごとに特別目的会社(SPC)を設立するのが一般的です。私はそれらSPCの10社余りの決算・税務を担当しています。私の役割は、各子会社の担当者が処理したものをチェックし、会計・税務上の検討やアドバイスをしたり、育成したりすることです。前職でも会計処理をチェックする業務は行っていましたので、前職の経験が活かされています。決算業務に関しては、監査法人の観点を理解しているという点で、大きなアドバンテージがあると思っています。
一方で、経理業務は決算業務だけには限られず、投資意思決定ためのサポート資料の作成や計画段階の取引の財務影響予測といった、将来業績の見込み作成もあります。監査法人では過去の記録である決算業務が中心でしたが、経理業務は将来のことに想像力を働かせる必要があり、そこが難しい点でもあり面白いところでもあります。

エネルギー業界や技術の知識も深め、会計の専門家としてのキャリアップへ

エネルギー業界は馴染みのない業界でしたので、当初は業界特有の取引や会計処理を理解するのに苦労しました。とにかく本を読んだり、先輩・上司に教えてもらい理解を積み重ねています。会計の知識だけでは正しく正確な処理はできないと思っていますので、事業を深く理解しておかないと誤りが生じてしまいます。会計とは縁遠いと思われる技術系の知識なども、機会があればセミナーに参加したり、技術系の方に話を聞いたりしています。
INPEXは前職に比べ、フレックス制度やハイブリッドワークが非常に進んでいます。「スーパーフレックス」制度では、コアタイムがなく自分の裁量で最適な働き方を選ぶことができます。こうした制度は全社員が平等に活用することができるもので、育児と仕事の両立のためにも心理的負担を感じずに使うことができます。持続可能な働き方ができる環境が、自身のさらなるキャリアアップにつながっています。また私の所属するグループは、INPEXを代表するイクシスLNGプロジェクトも担当していますので、非常に成長しがいのある環境です。将来は海外拠点で働くチャンスもあればいいなと思っています。