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マネジメントメッセージ

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挑戦を恐れず、 チャレンジを楽しめる人材を!

取締役 副社長執行役員
総務本部長 兼 オセアニア事業本部長
海外事業総括 大川人史Hitoshi Okawa

Q. INPEXがエネルギー業界において直面している課題や、
脱炭素化に向けた取り組み、そして将来のビジョンについて、教えてください

私たちINPEXには、石油・天然ガスの開発会社として、エネルギーの安定供給という大きな使命がある一方で、気候変動や環境対策への対応として、脱炭素化へのトランジション(移行)をどう進めていくかという大きな課題もあります。代替エネルギーへの切替えには、まだまだ多くの時間と大きなコスト、技術的な課題があり、このような状況下において、エネルギーの安定供給を維持しつつ、脱炭素化に向けた取り組みも同時に着実に進めていく必要があります。

こうした移行期において、私たちINPEXはどのような役割を果たすべきか、果たすことができるのか。天然ガスやLNGは、化石燃料の中でも石油や石炭より燃焼時のCO2 排出量が少ないエネルギーとして、長期にわたり重要なエネルギーとして活用していく、ということが現実的な解決策として広く認識されるようになってきています。また、旺盛なAI需要などに対応するため、世界全体で電力需要が増加していくというトレンドが中長期に続いていく可能性があり、安定した効率の良い電力供給システムの構築や高度化に必要な鉱物・希少資源の確保もが重要になってくるものと考えられます。

INPEXは、既存プロジェクトの安全・安定操業を最優先し、「エネルギーの安定供給」という責務を果たして参ります。特に天然ガス及びLNG については、INPEX が操業主体(オペレーター)を担うイクシスLNG プロジェクトを含めた数々の事業で培った過去40 年以上にわたる経験を活かして、2030 年代初頭に「アバディLNG プロジェクト」の生産開始、2030 年代前半に「イクシスLNG 拡張プロジェクト」の実現を目指します。更には、CCSや水素をコアとした低炭素なエネルギーの安定供給やINPEX「ならでは」の力を活用した電力関連分野などの新規分野においても事業を展開し、持続可能で地球環境に配慮した「責任あるエネルギー・トランジション」により、ネットゼロカーボン社会の実現に貢献していくことが私たちINPEXの最大のミッションです。

Q. 採用という観点においては、どのような人材を求めていますか。

これらのミッションを達成するためには、どのような人材が必要か。まず一つ言えることは、これまで当社が経験したことのない未知の領域に取り組む必要があるということを前提に考えなければいけません。もちろん、これまで当社が培ってきた知見や技術を全く活かすことができないという訳ではなく、例えば、CO2の排出量を制限するCCSやCCUSという技術は、当社が培ってきた技術の延長にあるものです。しかし、ネットゼロカーボン社会の実現にはまだまだ多くの新しい知識や技術が必要です。石油・天然ガス開発における豊富な知識を持った優秀な人材と、新たな知識やスキルを持った人材をどう組み合わせていくか。そうした人材をどの様に育成していくか。まさに新たな領域に臆せず挑戦していける人材こそが、今、当社が求めている人物像です。つまり、安定性を求める人材ではなく、新たなことに怯むことなく、チャレンジすることを楽しめる人材、そんな意欲と熱意を持った人とともに働けることを期待しています。エネルギーの安定供給とネットゼロカーボン社会の実現という困難な社会課題だからこそ、やりがいや使命感を抱き、挑戦していける人材と共に、もがき苦しみながらも課題解決に向けて前進していきたいと願っています。

Q. キャリア採用においては、どのような人材を求めていますか。

「より低炭素なエネルギーの安定供給」と「責任あるエネルギー・トランジション」の両軸を同時に進めていく上で、新たな知識とスキルを持った人材の育成はますます重要になっています。その中でも既存事業に比べて、再生可能エネルギーや水素のような、当社にとっての新分野事業はある程度のスピード感を持って事業を検討・展開していく必要があり、即戦力という観点から様々な分野のスペシャリストを社外から採用していくことも重要です。例えば、再生可能エネルギー分野では、電力事業に従事していた方や地熱や風力というようなリニューアブルエナジーに精通している人などを現在キャリア採用で充実させています。当社は総合エネルギー開発企業として、新卒採用およびキャリア採用においても、石油工学分野以外にも幅広い分野の人材を採用していくと共に、既存の石油・天然ガス分野におけるキャリア採用も実施していきます。こうした社外からの新しい風、様々な分野のスペシャリストが入社することにより、既存の社員の意識も変化・刺激を受けると思いますし、互いに切磋琢磨して更なる当社の発展に寄与いただきたいと思います。

以上の通り、INPEXでは、アクションを待っている受け身の人材ではなく、自分で道を切り開いていこうとするチャレンジングな人材を求めています。例えば、水素やアンモニアの販売先はどこにあるのか、どのようなアプローチで契約締結や供給を行う必要があるのか。また、オペレーターという立場でプロジェクトを進めていく中で、プロジェクトマネジメントができる人材も必要になってくると考えています。INPEXでは国内外で様々な活躍機会がありますが、何れの場合も、自ら挑戦しビジネスの現場で価値を創造する人が働き甲斐を持てる風土を大切にしていきたいと考えています。そのような考えに共感していただける方の応募をお待ちしています。