
地質構造や岩石に関する情報に基づき、地下資源(石油天然ガス、地熱)やCCS/CCUSポテンシャルを評価し、適地選定および開発検討を行うほか、鉱区取得・探鉱活動フェーズでは、地質情報を基に探鉱価値を評価し、井戸を掘る場所を決定します。評価フェーズでは、井戸データを用いて地質モデルを作成し、開発計画を策定します。生産・販売フェーズでは、地質モデルを更新し最適な生産を目指します。地熱開発やCCSでは、適地選定や開発計画の策定に携わります。
地質技術者として、鉱区取得から油ガス田を探すまでのプロジェクトフェーズにおける技術評価を行います。業務内容には、地震探査データ解釈、根源岩評価、貯留層評価、シール能力評価、地質リスク評価、埋蔵量評価などが含まれます。
地質技術者として、油ガス田のフィールド開発最適化を目指して技術評価を行います。業務内容には、地質モデルの作成、地震探査データ解釈、岩石コア分析、地下での岩相分布、孔隙率・浸透率などの性状分布の評価などが含まれます。
地質技術者として、CCS/CCUSに向けた最初期の検討を担います。業務内容には、事業適地の選定、地震探査データおよび井戸データの解釈、貯留層評価、シール能力評価、地質モデル作成、開発計画の検討などが含まれます。
地質技術者として、地熱開発に向けた最初期の検討から開発計画の実施までを担います。業務内容には、事業適地の選定、地表地質調査、地熱システムの検討、地質モデル作成、開発計画の立案、地質モデルの更新などが含まれます。
物理探査データに基づき、地下資源(石油天然ガス、地熱)やCCS/CCUSポテンシャルを評価し、開発検討を行います。鉱区取得・探鉱活動フェーズでは、反射法地震探査などの物理探査データを解析し、地下構造や貯留層の性状を評価します。評価フェーズでは、井戸データと物理探査データを統合解析し、地質モデル作成に携わります。生産・販売フェーズでは、繰り返し地震探査による産出層のモニタリングを行い、回収率向上に貢献します。地熱開発やCCSでは、開発計画の策定とモニタリング計画の策定・実施に携わります。
物理探査技術者として、鉱区取得から油ガス田を探すまでのプロジェクトフェーズにおける技術評価を行います。業務内容には、物理探査技術を用いた地下のデータ収録・処理、データ解析、地震探査データ解釈、地質リスク評価、埋蔵量評価などが含まれます。
物理探査技術者として、油ガス田のフィールド開発最適化を目指して技術評価を行います。業務内容には、坑井/物理探査データ解析、深度構造/貯留層性状分布モデル作成、生産挙動のモニタリング、回収率向上のための評価検討などが含まれます。
物理探査技術者として、CCS/CCUSに向けた最初期の検討からCO2圧入以後のモニタリングまでを担います。業務内容には、地震探査データ解釈、貯留層評価、開発計画の検討、モニタリング計画の検討と実施などが含まれます。
物理探査技術者として、地熱開発に向けた最初期の検討と開発開始後のモニタリングに携わります。業務内容には、物理探査計画の立案、物理探査データの収録・解析、地熱事業稼働後のモニタリング計画の検討と実施などが含まれます。
掘削リグを使用し、地下数千メートルの貯留層に達する坑井を掘削します。
この過程では、地下情報に基づいた坑井設計、資機材の選定、作業計画の立案、ならびにコスト管理を行います。現場では、効率的かつ安全な掘削作業を実現するため、請負業者の作業を統括・管理します。掘削エンジニアは坑井計画の立案から作業完了まで一貫して携わります。また、油ガス井の知見と経験等は地熱井/ CCS・CCUS井の計画と作業にも活用されます。
掘削エンジニアとして、油ガスの試掘/開発井における掘削、仕上げ、改修、および廃坑の計画と作業に携わります。主な業務内容は、坑井設計、作業計画の立案、コストの算定、さらに掘削作業中の計画変更への対応など、多岐にわたります。
掘削エンジニアとして、地熱井やCCS・CCUS井掘削の計画や適用技術の検討も行います。業務内容には、坑井設計、作業計画立案、コストの算出以外にも、技術調査、技術の導入、技術文書の作成などが含まれます。
発見した油ガス田や地熱等の貯留層を評価し、適切な開発計画を立案します。
探鉱・評価フェーズでは、貯留層の特性や流体挙動を調査するため、電気検層や生産テスト等を計画し、データ収集を行います。取得データをもとに貯留層モデルを構築、シミュレーションを行うことで、埋蔵量評価や開発・生産計画の立案を行います。生産・販売フェーズでは、貯留層・坑井の挙動を分析し、人工採油法や二次・三次回収法を適用して地下資源の回収率向上を目指します。また、CCSプロジェクトにおいては、CO2圧入シミュレーションによる貯留量評価も行います。
貯留層エンジニアとして、探鉱段階の油ガス田における貯留層評価を行います。業務内容には、電気検層や生産テスト等のデータ取得計画立案、掘削時における現場作業の立会い・データ収集・解析、貯留層モデル作成、シミュレーション、プロジェクトの経済性評価などが含まれます。
貯留層エンジニアとして、開発段階の油ガス田における貯留層開発計画の策定を行います。業務内容には、収集した坑井・生産データの解析、貯留層モデルの観測データに基づく補正、シミュレーション等に基づく新規・追加開発計画の策定、開発井仕上げデザインなどが含まれます。
貯留層エンジニアとして、CCS/CCUS実施に向けた技術検討を行います。業務内容には、貯留層モデル作成、CO2圧入シミュレーションに基づく貯留ポテンシャル評価、圧入計画の策定、貯留モニタリング、安全性リスク評価などが含まれます。
施設エンジニアは、⽯油・天然ガスの開発や再⽣可能エネルギー事業において、⽣産施設の設計・建設・運転保守を担当します。 評価フェーズでは、⽣産施設のコンセプトを選定し、最終投資判断に資するレベルまで基本設計を進めます。開発段階では、EPCコントラクタと協力し、詳細設計・調達・建設・試運転を遂行します。⽣産・販売フェーズでは、安全かつ安定的なプラントの操業を行うために、必要に応じて既存施設の最適化や改造を計画・実行します。
石油・天然ガス、水素、CCS/CCUSなどのエネルギー事業にかかるプラントのデザイン設計、建設、操業管理のためのエンジニアリングおよび研究開発において、他分野の技術者と協働しながら主導的な役割を担います。また、プロジェクトの技術レビューに参加し技術的な助言を提供する他、社内外の技術規格や基準の作成などを担当します。
国内外のエネルギープロジェクトにおける工務担当者として、エンジニアリング業者・EPC業者の管理、官庁・地元協議を行う他、パイプライン設計・調査の技術検討、官庁・地元協議の手続き、パイプライン建設計画・工事管理、安全衛生、環境保全および災害防止の管理などを担当します。
生産エンジニアは、油ガス田から効率的かつ最大限に資源を生産するために、井戸から出荷設備までの生産ネットワークの全体を維持・管理します。最適な生産オペレーションの実現のために、プラントの処理能力を勘案した最適な開発計画の立案や、新規設備の導入のための検討・設計、生産設備の安全管理やトラブル対応などを行います。また、環境に配慮した生産操業を行うため、GHG排出量実績および見通しの作成も行います。
HSE(Health, Safety and Environment)は、石油・天然ガスや再生可能エネルギーの持続可能な開発を支援します。
探鉱から廃山までの各プロジェクトフェーズで、HSEマネジメントシステムに基づいた業務を遂行します。具体的な業務には、HSE管理計画の策定・実施、セーフティエンジニアリング、リスクアセスメント、事故予防・再発防止、安全教育・訓練、プロセスセーフティ管理、環境保護活動の推進などが含まれます。
エネルギー開発のプロジェクト管理は、リスク管理、納期・予算・品質の確保を通じて持続可能な成果を実現します。
また、新規プロジェクト開発では資源国における新規案件の発掘、契約交渉、獲得が重要である事から、効率的な推進を通じてすべてのフェーズで効率と持続可能性を重視します。
産油国政府やパートナーとの契約交渉から、予算・作業計画の立案と政府承認の取得、プロジェクトの経済性評価、子会社の管理、監査対応まで、担当エリアのプロジェクトを総合的に管理・運営する役割を担います。
再生可能エネルギーのプロジェクトでは、契約形態、経済性、技術的な違いに対応しながら、地熱発電、風力発電、水素事業などを推進します。また、政府やパートナーとの交渉、予算立案、承認取得、経済性評価、子会社管理、監査対応も行います。
国内エネルギー事業の付加価値向上を図るために業界内外のパートナーと提携し、新規事業の企画・実行、政策や動向の調査・分析を行います。また、再エネプロジェクトの組成、開発、取得(M&A)をリードします。
INPEXにおけるプロジェクトサポートの役割は、資材の調達・管理や保険の手配を通じてリソースを確保し、情報システムの整備・運用で効率的な進行を支援し、リスク軽減と業務の円滑な遂行を実現することです。
資機材やサービスのタイムリーな調達・配送を行い、コスト、スケジュール、リスク管理を通じてプロジェクトをマネジメントします。具体的には、資機材およびサービスの調達、プロジェクトマネジメント、ロジスティクス、ベンチャーセットアップ、保険手配および保険戦略立案が含まれます。
ITシステムの導入により、効率的な業務遂行と情報セキュリティの強化を図ります。情報システムの企画・導入・運用、ITヘルプデスクの運営、グローバルIT戦略の策定、情報資産の管理・強化、社員教育を行います。
マーケット分析や戦略的調達、サプライチェーンの構築・維持、サステナビリティ、リスク管理を担当し、国内外プロジェクトのロジスティクス計画やIT関連調達も実行します。また、新エネルギー事業や天然ガス、石油事業の推進において必要な資機材や役務の調達および契約を行います。
国内外の生産・操業を支えるデジタル基盤の効率化とイノベーションを目指し、システムアーキテクチャの設計・構築、技術戦略の策定、ソリューション比較、プロジェクト推進、運用改善を行います。
国内ガス・石油の販売に加え、LNGプロジェクトの需給調整や新規LNG引き取りのマーケティング戦略、トレーディング子会社や社内関係部門との連携、上流プロジェクトの営業支援、脱炭素ビジネスのマーケティング業務など、多岐にわたる業務を行います。
LNGプロジェクトでは共同販売やLNGの性状・生産時期の重要性を考慮し、開発前に長期契約を結びます。混合ガスの販売、新規顧客開拓、既存顧客との関係強化、ネットゼロカーボンへの取り組みを含む提案型の営業も行います。
南長岡ガス田の国産ガスと直江津LNG基地で受け入れた海外ガスを混合し、約1,500kmのパイプラインを通じて販売。ガス事業企画では市場調査を基に中長期計画を立案し、主要エネルギー企業と協議します。
マーケティングにおいては、原油性状や需給バランス、顧客の需要動向を把握し、交渉で原油の種類・量・価格・引渡しタイミングを調整します。また、出荷オペレーションや請求書発行、代金回収も行い、市場動向を常にウォッチしながら柔軟に対応します。
スポットマーケットでのLNG需給調整を最適化し、不足分の調達や余剰分の販売を行います。また、LNG船の建造や傭船、船舶関連情報の収集を行い、顧客の要望に応じた短期・中期・長期のLNG船傭船を実施します。
企業運営の基盤として、財務、法務、人事、総務の各機能を通じて部門をサポートします。
経営戦略の立案、リスク管理、ガバナンス強化により企業の持続的成長を促進します。さらに、社内外のコミュニケーションとコンプライアンス確保を通じて企業の信頼性と効率的な業務運営を実現し、企業全体の運営を支える役割を果たします。
各拠点における従業員の採用・育成・評価を通じてグローバル事業を支援し、労働法や文化に適応した労務管理を行います。また、企業運営の支援として、オフィス管理、資産管理、法務対応、情報管理、福利厚生を担当し、社内のコミュニケーション促進や企業文化の醸成を図ります。
会計・税務・資金調達・CF管理の総合知見を活用し、新規プロジェクトの財務デューデリジェンスや企業価値向上策の立案・実行を行うほか、決算・税務申告業務、事業ストラクチャーや会計税務影響の検討を通じ、グループ各社の税務相談、税制管理、タックスプランニングを行います。
年度ごとの経営計画の策定・進捗管理、生産量・埋蔵量の開示、業務改革の3本柱をベースとして、中期経営計画を事業部別の目標まで具体化し、会社の収益力や成長ポテンシャルの指標を管理・公表します。また、ITツールを用いた効率化を推進します。
再生可能エネルギー、水素、CCUSを含む新分野での新規ビジネス・プロジェクトを企画・開発するほか、市場調査や競合分析に基づき事業機会を創出し、収益性・リスク評価を行います。また、プロジェクトの基本方針立案、実行計画作成、パートナリング、チーム組成、資機材・工事の契約・発注、予算・リソース・スケジュール・リスク管理、進捗モニタリングを行います。加えて、政府機関や企業パートナーとの関係構築・交渉、法規情報の収集・遵守、円滑なコミュニケーションも重要な役割です。